
WordCamp Tokyo 2023に初参加しました
2023.10.27
独立して約1年半、WordPressをメインに利用した事業を行っているものとしてお恥ずかしいですが、初めてWordPressのイベントに参加しました。
きっかけとしては案件で携わった方を通して知ったという感じですが、改めてお仕事を通して色々なことを知ることができ、人との出会いに感謝です。
主に参加したセッションについての振り返りと感想を書きます。
公式サイト→https://tokyo.wordcamp.org/2023/
余談ですが、公式サイトの英文フォントがこのサイトでも使用しているJosefin Sansでした。

WordPressコアやGutenbergでは今何が開発されているか
https://tokyo.wordcamp.org/2023/session/session-a1/
こちらに参加した理由としては、WordPressを利用する身としてWordPressのことを知らなすぎると思ったことと、WordPressはの未来を憂うような情報が多く出ているからです。
WordPressの進化
元々はブログ運営を始めたのがWordPressを使用するようになったきっかけで、数年前にブロックエディタが導入されて戸惑ったのは今となっては懐かしい思い出。
今となってはクラシックエディタには戻れませんが、そのことからもWordPressは進化し続けてると言えます。
WordPressコアでは、パフォーマンス、アクセシビリティの改善(2021.9~)が行われ、もうすぐWordPress6.4のアップデートが控えていますが、そこでまた大きな変更があります。
詳細はこちら下記参照(この後に出てくる浜野氏の記事)
https://qiita.com/AkiHamano/items/a046832606d6c4bf37fa
WordPressは大きなシェア率を誇るものの、今はその数値は横ばい、セキュリティ面やメンテナンスが大変とよく言われていますが、進化し続けるWordPressを今後も利用したいと思えました。
コントリビューターのお話
上記のシステム的な話を国内でも有数のWordPressコントリビューター である浜野氏がしてくれたのですが、ご自身の活動も非常に興味深かったです。
今はスポンサーがついているとのことでしたが、オープンソースに貢献するというのはすごいですね。私はIT業界に入って浅く、またガチガチのエンジニア気質でもないためその貢献活動を楽しく行えているということ自体が素晴らしいと思えましたし、こういう方のおかげで私たちもこのWordPressという素晴らしいツールを利用できると思うと頭が上がりません。
このセッションの裏では「大規模言語モデルではじめる自動化 ー LLMはWordPress制作・運用をどう変えるのか?」が行われました。
環境変化の激しい WordPress のメンテナンスをどう考えるか
WordPressを利用して事業を行う上では欠かせないメンテナンスについて。
現状、なかなか運用保守といった面で継続的にお付き合いできている方はありませんが、重要なことなのでこちらはぜひ参加したいと思っていました。
メンテナンスとは
- 各種アップデート(プラグイン、テーマ等)
- 環境アップデート(PHP、DB等)
- 不具合修正
- 非推奨関数のチェック
環境の変化は常に起こり続ける→理解してもらい、それに対応すること。
保守あるある
- 他人のコード保守がつらい
- ユーザーと制作側が切れていて困る(サーバー社側の方の意見)
- PHPの更新で昔かいたfunctions.phpでエラーがでまくる
- ハードコーディング→PHPファイルで固定ページ全部書いちゃう
- 保守・修正は予算取りにくい
保守しやすいサイトとは
- 自分でコーディングしない→テーマ使用
- 自分でテーマを作るべきという話は古い
- カスタマイズはプラグイン化&フック
- コミュニティがしっかりしてる(正しい情報)テーマ&プラグイン
- 日本の開発者である(コミュニケーション)
- 多機能プラグインを使わない、機能分割する
- 無理やりブロックエディタにする必要はない
- とはいえクラシック、ブロックの話は先にしておく
- そもそもWordPreessにする必要はあるのか
- Wix、Studio、WordPress.comなど
- 近年使い勝手がよくなってる
このセッションの裏では「これからのテーマ・プラグイン販売を考える」が行われました。
私自身非常にお世話になっているWordPressテーマ「SWELL」開発者の了氏がパネリストとして参加したので興味深かったですが、泣く泣く断念しました。
これからのWordPressテーマとの付き合い方

こちらでは主にブロックテーマについてのお話がされました。
現状はまだ情報が少なく、優位性も多くないためクラシックテーマが衰退することは考えにくいですが、流れとしてはよりGUI操作的なものが主流になっているため、自分でも触っていかないととは思いました。
こちらもよくお世話になっているWordPressテーマ「SNOW MONKEY」の開発者であるキタジマ氏や久野氏のお話を直接聞くことができ良い体験となりました。
裏では「私たちが WordPress を使い続けられる理由」が行われました。